キーワード、オーダーコード、製品コード、またはシリアル番号で検索してください(例:「CM442」や「技術仕様書」)
2 文字以上を入力して検索を開始してください。
エンドレスハウザーによる石油・ガス産業での分離アプリケーション

正確な監視による石油・ガス分離の最適化

インテリジェントな計測技術により分離性能の最大化と運転コストの最小化を実現

水と沈殿物から炭化水素の液体や気体を分離することは困難な作業です。温度、圧力、レベル、流量、界面などの複数のパラメータを極めて高い信頼性と精度で監視できる場合にのみ、石油・ガスセパレータは最高の性能を発揮することができます。明確な界面が存在せず、連続的に徐々に変化している場合は、測定が非常に複雑になるため、エキスパートのノウハウと応用技術が頼りになります。弊社では、この両方を組み合わせて最適な分離性能を実現します。

エンドレスハウザーは、次のサポートを提供いたします。

あらゆる段階のプロセス変数に対応する、非常に信頼性の高い、業界トップの計測技術を採用した幅広い製品ラインナップを提供することにより、エンドレスハウザーは、石油、水、ガス、砂の分離に関して効果的な制御を可能にします。

  • 液体層と沈殿物層の位置と厚さを特定し、乳化破壊剤および消泡剤の注入を最適化

  • 容易な統合と制御の柔軟性を保証するオープンスタンダード

  • プロファイラーソリューションの簡単なレトロフィット

  • 環境基準への準拠を保証

アプリケーション

重質および超重質原油の分離*

従来の計測技術では、完全なプロセスデータを提供できないだけでなく、重質原油と超重質原油の分離に制約があります。これらのテクノロジーは、セパレータ内に設置する必要があるため、不純物などによる汚染の影響を受けやすいのです。

*重質:> API 10~22.3(> 920 kg/m³) 超重質:< API 10(> 1000 kg/m³)

重質および超重質原油の分離
この分野の当社の専門知識

分離容器の外側に設置されるエンドレスハウザーのガンマ密度プロファイリングシステムは、重質原油と超重質原油の分離プロセス監視に対する推奨ソリューションとなります。

  • 汚染および付着に起因する測定の不正確さを防止

  • 分離プロセスの連続性を保証

  • 運用コストの削減

中質原油の分離*

中質原油の分離プロセスでは、全体レベルと界面の両方を正確に測定する必要があるため、複雑になり、単一の機器では対応できません。また、乳化層(エマルジョン)が存在することがよくあり、これが深さ5 cm(2 inch)を超えると、標準のガイドレーダー機器では界面の測定ができなくなります。

*中質:API 31.1~22.3(870~920 kg/m³)

中質原油の分離
この分野の当社の専門知識

エンドレスハウザーは、中質原油分離プロセスの固有の課題を克服するために特別に考案された技術を開発しました。

  • 単一の機器を使用することで中質原油分離を簡素化

  • 弊社のマルチパラメータ式ガイドレーダー技術を採用すると、乳化層(エマルジョン)を介した界面の監視が可能

  • プロセスダウンタイムを最小限に抑えて、運転コストを削減

軽質原油の分離*

今日の水平型軽油セパレータの大半には、機械式のレベル制御機器および/または密度制御機器が装備されています。機械式機器の場合、石油のAPIに応じた特定の適合(測定作業が必要)と定期的かつ継続的なメンテナンスの両方が必要となるため、制約があります。

*軽質:API 45~31.1(< 870 kg/m³)

軽質原油の分離
この分野の当社の専門知識

ガイドレーダーレベル計を活用することで、エンドレスハウザーの計装は機械式機器の制約を克服し、軽質原油の分離プロセスを最適化します。

  • 界面測定の新基準となるLevelflex FMP55を導入

  • 出力切替え時の計装適合に必要なダウンタイムを回避

  • 継続的な運用コストおよびメンテナンスコストの削減

分離プロセスの効率向上を図るための方法をご紹介します。

原油の分離プロセスのプロセスフロー図 ©Endress+Hauser

原油の分離プロセス >>> Applicatorへ

重質原油から中質原油までの分離プロセスのプロセスフロー図 ©Endress+Hauser

重質原油から中質原油までの分離プロセス

超重質原油から重質原油までの分離プロセスのプロセスフロー図 ©Endress+Hauser

超重質原油から中質原油までの分離プロセス

軽質原油の分離プロセスのプロセスフロー図 ©Endress+Hauser

軽質原油の分離プロセス

利点

資源を最大限に活用することがお客様にとって最も重要であり、そのプロセスをサポートすることがエンドレスハウザーにとって最優先事項となります。弊社のプロセスオートメーションソリューションは、操業を安全で効率的かつクリーンに保つのを助けます。また、チームの貴重な戦力であるメンバーが退職したとき、そのメンバーの知識に代わるものを見つけることは必ずしも容易ではありません。そこで、エンドレスハウザーのサービス部門がサポートを提供します。検査、設定、エンジニアリング、校正の各種サービスはもちろん、将来の従業員に対する研修プログラムも提供することで、人材不足を補うお手伝いをします。

  • 300基以上

    世界中に300基以上の放射線式界面測定および密度プロファイリングシステムの導入実績

  • 8,500リットル

    乳化破壊剤の年間消費量を8,500リットル(10%)削減

  • 5%

    セパレータ内の発泡リスクが5%減少

当社製品ラインアップをご確認ください

関連事例

その他の産業