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実働時間比率が向上

Centauri Technologies LP がメンテナンスとコストを最小化

Centauri 社はカスタムのバッチプロセスを専門としています。その優れた柔軟性は、バッチサイクルの早さや測定物の交換頻度から明らかです。各バッチは2 ~ 3日から数か月の間で実行されます。化学物質の反応による汚染や安全上のリスクを避けるため、バッチとバッチの間に容器を洗浄する必要があります。また、メンテナンス作業を行う場合は完全な洗浄が必要です。特殊な化学物質を扱うリアクタは、キャピラリシステムを使用した測定がうまくいかず、制御上の問題をたびたび起こしていました。

Centauri Technologies LPの蒸留塔 ©CentauriTechnologyLP

結果

  • 測定における温度の影響が取り除かれたため、プロセスの可用性と信頼性が向上

  • 取付時間、メンテナンス、およびスペアパーツ要件が軽減されたため、ランニングコストが最小化

  • プロセス制御の改善により、生産量が増加

お客さまの抱える課題

周囲温度の変動により、測定値の信頼性が損なわれていました。キャピラリ内の封入液が膨張し、出力信号が蒸留塔内のレベル変化に関係なく増大。また、機械的衝撃や熱衝撃でキャピラリが4 ~ 6か月に1回は破損していました。その結果、プロセス制御の信頼性が低いだけでなく、キャピラリシステム全体を交換するメンテナンス作業が必要なために、4 ~ 6か月につき1日以上の生産ロスが生じていたのです。

エンドレスハウザーのソリューション

  • 測定に問題のあるキャピラリシステムを、メタルセル付きデルタバーFMD72電子差圧ソリューションに交換

  • 伝送器内のセンサモジュールの2つの値からレベルを計算

ソリューションの詳細

上記の問題から、Centauri 社はデルタバーFMD72電子差圧の採用を決定。その結果、キャピラリを使用する従来の差圧計測にみられた典型的な問題はすべて解消されました。このデルタバーシステムは信頼性が突出して高いので、リアクタへの取付け以来、一度もメンテナンスを必要としていません。このシステムのモジュールコンセプトも、ケンタウリ社にご満足いただいている理由の1つです。キャピラリシステムとは異なり、必要に応じて個々のセンサ部品や電子機器部を交換することができます。

実働時間比率が向上

キャピラリのメンテナンス目的での生産停止が一切なくなったおかげで、Centauri 社の生産能力は1年あたり3日分以上増加し、数千ドルのコスト削減につながりました。

Centauri Technologies LP の運用責任者 Don Vanderslice 氏は、この有益な体験から、従来の用途にはもうキャピラリシステムを使用せず、いつでもデルタバーFMD72電子差圧を選ぶとしています。

用途

蒸留塔内でのレベル測定

  • 高さ:7m(24ft)

  • 100 ~ 150 kPa(15~20psi)

  • プロセス温度:周囲温度5°C~55°C(40°F~130°F)