シングルユースとサステナビリティ
近年、長期的な競争力を求める企業にとってサステナビリティが決定的な要因となっています。また、新しい法律や規制により、企業に対する二酸化炭素排出量の削減要求も厳しくなっています。もちろん、製薬業界も例外ではありません。「ディスポーザブル」や「シングルユース」といった用語は、サステナビリティの観点ではかなり否定的な意味合いで使用されます。しかし、同等のマルチユースの計装機器と比較した場合、メリットがあることも事実です。
Promass U 500では、ディスポーザブルコンポーネントを廃棄またはリサイクルするため、洗浄や滅菌(CIPおよびSIP)などの複雑な洗浄プロセスが不要です。これにより、水とエネルギーの消費量が最大40%削減されるとともに、CIPおよびSIPを行わないことでCO₂排出量も削減されます。したがって、バリューチェーン全体を考えた場合、ディスポーザブルコンポーネント製造時のエネルギー消費量の重要度は相対的に緩和されます。
Promass U 500のディスポーザブルコンポーネントの個々の部品:ステンレスチューブ、フロースプリッタ、Oリング
リサイクルプロセス
Promass U 500のリサイクルプロセスにおけるメリットの1つは、ディスポーザブルコンポーネントの個々のアセンブリを分離できることです。これには以下のような利点があります。
- ステンレスチューブからフロースプリッタの取外し、さらにOリングの取外しが可能
- ディスポーザブル計測チューブ用の2枚の包装フィルムと二次容器は液体にまったく触れないため、家庭用プラスチックとしてリサイクル可能
- ステンレス製計測チューブは、オートクレーブ処理後、金属スクラップとして完全にリサイクル可能
製品のカーボンフットプリント
ライフサイクルの各フェーズで製品が生成する温室効果ガス排出量はどのくらいになるでしょうか?このような問題に直面する企業が増えているのは、それだけ製品カーボンフットプリント(PCF)の重要性が高まっていることの証です。サステナビリティに対するEndress+Hauserの取組みは、弊社のファミリー企業としての文化に深く根ざしています。Endress+Hauserは、バリューチェーンのすべての関係者が共通の目標に向かって前進する手助けとして、各流量計のPCF情報シートをオンラインでご提供しています。
この「Cradle-to-Gate」PCFには、資源の採掘からコンポーネントや最終製品の製造、出荷にいたるまでのすべてのプロセスが含まれています。このレポートには、「Use」および「End-of-Life」のフェーズは含まれていません。