Endress+Hauser、ILMAC Basel 2025に出展
化学・ライフサイエンス分野に向けた革新的な計測技術と業界特化型ソリューションを紹介
Endress+Hauserは、2025年9月16日(水)~18日(金)にスイス・バーゼルで開催された、化学・ライフサイエンス分野における国内最大級の展示会「ILMAC Basel 2025」に出展しました。 「効率的なプロセスで課題を克服する」をテーマに、プロセス産業の安全性・効率性・品質向上に貢献する製品群を展示。
多くの来場者との対話を通じて、現場の課題解決に向けた提案を行いました。Endress+Hauserスイス販売センターのマネージングディレクター、Michael Staudinger氏は次のように述べています。「ILMACは、Endress+Hauserスイスにとって非常に重要な業界イベントです。お客様やパートナーの皆様との対話を通じて、当社の技術が現場の課題にどう貢献できるかを共有できたことを嬉しく思います。」
リアルタイム分析で製造プロセスと品質保証を強化
Endress+HauserのRamanアナライザは、化学組成に関する正確なイン・シチュデータ(現場でリアルタイムに取得されるデータ)を提供します。これは、製造プロセスの中で、非接触かつリアルタイムに測定されるもので、サンプルを取り出すことなく、直接プロセス内で分析が可能です。この技術により、細胞培養から製品精製に至るまでの複雑なバイオテクノロジープロセスに対して深い洞察が得られ、シングルユースシステムにも対応しています。コンパクトで堅牢なこのシステムは、製薬業界などで重要視されるプロセス分析技術戦略や品質設計の実現を支援し、ラボから生産ラインまでスケーラブルな品質監視を可能にします。
高い衛生基準に応えるコンパクトな計測技術
Compact Lineは、ライフサイエンスおよび食品・飲料業界における衛生的な用途向けに特別に開発された製品ファミリーです。圧力、レベル、ポイントレベルの検出に対応した各機器は、コンパクトな設計、小型のプロセス接続部、そして高い測定性能を兼ね備えています。
360度衛生設計、直感的なタッチディスプレイ、堅牢なステンレス製筐体により、洗浄が容易で、ダウンタイムの削減とプロセスの信頼性向上を実現。厳しく規制された環境下での要求の高い用途に最適なソリューションです。
センサで実現するデジタル化
Memosens 2.0は、何百万回もの実績を持つデジタル・非接触信号伝送技術の次世代モデルです。このインテリジェントなセンサプラットフォームは、すべての測定データと診断情報をセンサヘッド内に直接保存することで、正確な状態分析と予知保全を可能にします。Memosens 2.0は、最高の測定信頼性と実用的なハンドリングを兼ね備えており、完全な下位互換性 があるため、要求の厳しいプロセスでも効率と透明性が向上します。
プロセスを止めずに温度を測定
Endress+HauserのiTHERM SurfaceLine TM611は、配管の外側から直接プロセス温度を測定する非侵襲型温度計です。貫通が不要なため、漏れや流れの乱れのリスクがありません。
特別設計の熱結合要素と低熱質量のRTD/TCセンサーにより、侵襲型と同等の測定精度と応答速度を実現。革新的な設計により、作業員や設備の安全性が向上し、メンテナンスコストの削減、過酷な産業環境でも信頼性の高い温度測定が可能です。
来場者向けの注目トピック:
Ethernet APLプロセスオートメーションのための将来性ある通信技術。
Proline Promass U 500 :シングルユース用途に対応した初のコリオリ流量計。高精度・経済的・リサイクル可能。
キャリブレーション:キャリブレーションや定量供給用移動ユニットなどのモバイルソリューションは、正確な充填、 ドージング 、キャリブレーションを可能にします。インラインまたはオフラインで、液体や気体に柔軟に対応 。
DIBA(動的インストールベース分析): 設置機器全体のデジタルな透明性を実現することで、メンテナンスの最適化、リスクの低減、運用コストの削減を可能にします。これらはすべて、Netilionプラットフォームを通じて提供。
Endress+Hauserは、インテリジェントな計測技術とデジタルソリューションがプロセス産業の効率向上にどう貢献するかを、ホール1.0 / ブースA150で紹介します。 化学、製薬、ライフサイエンス、食品・飲料業界向けの最新技術について、ぜひ直接ご相談ください。
同様のトピックを読む
ダウンロード
-
EH_2025-08-21_ILMAC.zip
ファイルサイズ:
9.2 MB
ファイル名:
OneDrive_1_21.8.2025.zip