値千金のプロセスオートメーション

Memosens pHセンサによるAgnico Eagle社のプロセス改善

Agnico Eagle社が所有するフィンランド北部のキッティラ金鉱は、ヨーロッパ最大の一次金生産地です。Agnico Eagle社は当初、既存のpH測定に満足していませんでした。計測精度が低く、機器の校正に多大な時間とリソースが必要だったためです。エンドレスハウザーのMemosensテクノロジーにより、今ではpH測定の信頼性が向上し、校正と現場での修理に費やす時間が最大90%削減されるようになりました。

フィンランド北部のキッティラ鉱山 ©Endress+Hauser

フィンランド北部のキッティラ鉱山

効果

  • 校正および現場での修理に費やす作業時間を年間2200時間から約240時間に削減

  • 削減された時間と労働資源を、より生産的な作業にあてることが可能

  • MemosensおよびLiquiline機器の使用により、現場の厳しい条件下でメンテナンス作業を実施する必要がなくなり、作業の安全性が向上

  • 手動測定とインライン測定に同じ測定テクノロジーを採用することにより、完全なデータ一貫性がもたらされ、それにより測定結果の信頼性が向上

  • 高価なメタ重亜硫酸ナトリウム化学薬品の消費が最大50%減少

Reijo Mämmioja

エンドレスハウザーのMemosensテクノロジーにより、pHループを校正するための当社の作業負担が大幅に減少しました。私たちは、そのために必要な時間を年間2200時間から240時間に減らすことができました。

Reijo Mämmioja, 計装機器シニアエンジニア
Agnico Eagle
Jussi Roukanen

Memosensを採用したことで、私たちはより厳しい制限を設けてプロセスを稼働させ、それによって、さらに高い精度と信頼性を達成できるようになりました。

Jussi Roukanen, 冶金担当者
Agnico Eagle

課題

分離に使用される最も重要な化学薬品はシアン化物です。シアン化物には極めて強い毒性があるため、pH測定の信頼性と精度に関して高い要求が突き付けられます。不正確な、または正しくない測定値により、危険性の高い状態になる恐れがあります。

Agnico Eagle社は当時、既存の機器の機能と信頼性に完全に満足していたわけではありません。不正確なpH測定により、安全性とプロセス効率が低下します。

また、機器の校正には多大な時間とリソースが必要でした。Agnico Eagle社は、測定を通じてプロセス制御の大幅な向上を目指しました。同時に、測定機器のメンテナンスの改善が求められました。

エンドレスハウザーのソリューション

  • pH測定に関する課題のソリューションとして、MemosensおよびLiquiline分析プラットフォームが採用されました。Memosensセンサは、過酷な条件や厳しいアプリケーションにおいても信頼性の高い測定を実現します。センサと変換器間の非接触式デジタル信号は非常に信頼性が高く、湿気などの外部要因の影響を受けません。また、機器の予防保全も容易です。

  • 信頼性の高い測定と分析の基盤となるのは、正確な校正です。Memosensテクノロジーを用いた校正により、校正が従来よりも容易になり、困難で危険な現場条件で実施する必要がなくなりました。

  • 携帯型のハンドヘルド機器Liquiline To Goを使用することで、測定データの一貫性が保証されます。これにより、プロセスオンライン測定と同様に、ハンドヘルド機器でも同じセンサテクノロジーを活用できるようになりました。

  • Memobase Plusを用いた校正診断およびラボ測定ソフトウェアが、Memosens-Liquilineプラットフォームを完璧に補完します。USBポートを介してコンピュータとMemosensセンサの接続が可能となり、状況および診断情報へのアクセスが瞬時に実現します。

  • 機器の自動洗浄機能は、効率と作業員の満足度の両方に関して大幅な改善をもたらします。