フジャイラ(アラブ首長国連邦)における石油ターミナルの安全性向上
IL&FS社は、「2017年度の安全な港/ターミナル」認証を授与されました。
フジャイラ首長国はこれまで328隻のタンクを運行しており、中東最大のタンクヤードに数えられます。このヤードは、333,000 m3を超える容量の幅広い石油製品を取り扱っており、IL&FSグループにより建設され、2014年に開業しました。IL&FS社は、この産業全般に損害を与え、人命損失、イメージ損失、何十億ドルもの損害を与える流出事故を防止するために、開業当初から厳重な操作上の安全性基準を課してきました。
改善された点
独立した多様なシステムを用いてプラントの安全性を向上し、人命、環境、および資産を保護
最新の認証済み安全システムを用いた最高の安全基準
遠隔自動プルーフテストの実施により効率を向上し労力を削減
保険費用を削減し、同時にプラントの性能と生産性を向上
イメージアップによりビジネスを拡大
お客さまの課題
Liquiphantレベルリミットスイッチは最初から配置されていましたが、定期的に手動のプルーフテストを行う必要がありました。このために従業員がタンクに上り、伝送器を取り外し、センサーをオイルバケツに入れてアラームをシミュレーションしていました。通常、1基のタンクのテストに4時間かかり、その間タンクは操作できませんでした。時間もさることながら、制御室の限られたスペースと既存のSCADAシステムとの統合も難しい問題でした。
エンドレスハウザーのソリューション
AOPSの導入により、このような時間のかかるテストは過去のものとなりました。IEC 61511 SILに適合したこのソリューションは、API 2350に準拠して貯蔵タンクからの危険物(石油等)流出を検出、表示、防止します。独立した安全検査機関によりSIL2/SIL3認証を受けており、センサ、ロジックソルバ、アラーム機器を網羅する自動プルーフテスト機能が含まれています。プルーフテストの結果は保存されレポートとして印刷可能:16基のタンクのプルーフテストが5分未満で終了します。