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グリーン建設

カーボンニュートラルを実現するエネルギー自立型のカスタマーエクスペリエンス・プロセストレーニングセンターがカナダで建設されました。

Endress+Hauserグループは、完全にサスティナブルな建物に2,000万ユーロを投じました。トロントの南西約50 kmに位置するオンタリオ州バーリントンにあるカスタマーエクスペリエンス・プロセストレーニングセンターは、エネルギー自立型であり、カーボンニュートラルを実現しました。同センターは、必要なすべてのエネルギー量を現地の再生エネルギー源でまかなっています。

Endress+Hauser Canada ©Endress+Hauser

※カナダの新しい建物は、カーボンニュートラルを実現する設計となっています。

「私たちの目標は、オープン当初だけでなく、数十年後も持続可能な特別な施設を作ることでした」と、Endress+Hauser Canadaの最高経営責任者であるAnthony Vargaは説明しました。

このカナダの建物では、屋上に設置された800個以上の太陽電池モジュールが電力需要を満たしています。これらのパネルは、年間ベースで約408,000キロワット時の発電が可能であり、建物の必要量を超える電気については、電力網に供給することができます。また、地熱システムにより、深さ180メートルの50ヵ所の生産井から熱が排出され、63台のヒートポンプを介して建物全体に分配されます。

木で装飾されたアトリウム

カスタマーエクスペリエンス・プロセストレーニングセンターは、2022年春にオープンしました。お客様は施設内のトレーニングセンターを利用して、特にEndress+Hauserのプロセス技術について知見を深めることができます。「当社のすべてのお客様とパートナーは、自社のプラントのようなプロセス条件をシミュレーションすることができます」とAnthony Vargaは語っています。建物の中心にある高さ4メートルのイチジクの木は、「グリーン」コンセプト(環境保護)を象徴するものであり、空気の品質向上にも役立っています。

環境保護に配慮した新しい建築

Endress+Hauserの製造はエネルギーを多く使用せず、環境に対する影響は大きくありません。環境保護フットプリント(天然資源の消費量)に最大の貢献をしているファクターの一つに、建物のインフラがあります。これを念頭に置き、同グループは新しいビルを環境面から設計し、要求の厳しいエネルギー規格を満たしています。これらすべての施策により、この建物はカナダ国内で最も環境に配慮した建造物の1つとなっています。

Endress+Hauserは、ネットゼロエネルギー、ゼロカーボンビル規格、LEED(エネルギーおよび環境デザインのリーダーシップ)のゴールド認証という、カナダグリーンビルディング協会の3つすべての認証取得に取り組んだ初の民間企業です。